エアコンを買い替えたいと思うとき、多数のメーカーが似たようなエアコンを出していて、どれがいいのかよくわからないということがありますよね。そこで今回は、筆者の体験談を交えて、どのエアコンシリーズがいいか、特徴を比較してみました。 また、皆さんの気になる口コミも集めてみました。
大清快 H-DTシリーズ(東芝)
東芝の大清快シリーズは、プラズマによって浮遊物質を除去する「プラズマ空清」など、空気のクリーンさに強みを持つ設計が特徴です。いち早くPM2.5対応機種を出して空気清浄機能に特化させたことでも有名。
筆者も今年の夏に東芝の大清快を寝室用に購入しましたが、正直失敗だったかなと思いました。まず寝室なので、無風感冷房に期待していましたが、部屋が狭かったせいか風は全て向かいの壁にぶつかり、そのまま下に降りてきたので、あまり効果を感じませんでした。また、カタログスペック上は音の大きさが他のメーカーのエアコンより小さかったのですが、「サイレントモード」での音が、2年前に買った富士通ゼネラルのエアコンよりもうるさかったです。エアコンが温度を下げようと運転しているときの音はそこまで差があるように思えませんでした。しかし大事なのはアイドリングといえばいいでしょうか?室温が目標温度以下なのでほとんど運転しないでいい期間があると思うのですが、夜間の寝室はその状態でいる割合が多いと思うのです。富士通はそのアイドリング中はほとんど音がしませんでしたが、大清快その間もずっと音がします。あと地味に大事だけど盲点だったところが、光が消せません。月明かりのようにあかるいランプがずっとついています。筆者はテープを何重にも貼って気にならない明るさに下げています。もう少し配慮した設計にしてほしかったですね。このため、リビング、ダイニング用にはいいかもしれませんが、寝室用にはお勧めしません。
特徴
- 電気集塵方式のプラズマ空清では、静電気のプラズマによってウィルス、カビ、細菌、ほこり、PM2.5、花粉にも効く
- 空気清浄だけの単独空気清浄運転も可能
- 最新モデルでは、冷房・除湿運転時に発生した大量の結露水で熱交換器を洗浄する「1リットル洗浄」機能も搭載。
- フラッグシップモデル「G-DTシリーズ」では、フィルター自動清掃機能によってダストボックス内にたまったホコリを掃除機で簡単に吸引できる「楽ダストボックス」という機能も搭載
- 冷房運転時には、冷房の風が身体に当たりにくくするよう、通常の冷風と、無風感ルーバーを通り抜けた方の風がぶつかることで風を拡散する「無風感冷房」機能も搭載
- 人の表面温度を測り、AIによって快適度を判定する「AI温冷熱センサー」という機能も
口コミ
エアコンのAI快適 どうも快適じゃないと思ってたら 素っ裸だとちょうど良いみたい 裸族?( ´~`) #大清快 #エアコン
https://twitter.com/_hiromurin/status/1449200790904533000
AI快適は裸がちょうどいいみたいです!!
ビーバーエアコン Sシリーズ (三菱重工)
ビーバーエアコンは三菱重工のブランドです。そのフラッグシップモデルが「SYシリーズ」です。2020年でブランド50周年という長い歴史があります。
特徴
- ジェットエンジンの作りにヒントを得たという独自のJET気流で、部屋全体を素早く冷暖房する「JET運転」
- 冷房運転時には上から降り注ぐような気流を、暖房運転時には床を這って広がるような気流を作り出し、部屋中を素早く快適な状態にしてくれる
- 16パターンもの気流を選択して空調できる「エリア空調」にも対応しており、思い通りの気流を自分で選んで制御できる
- 人感センサーによって人の動きを見張っており、それによって自動的に運転を変化させる自動運転
- 独自の「バイオクリーンフィルター」を搭載
- フィルターに吸着した花粉などのアレル物質を酵素と尿素の力で抑制
- 運転終了後に室内機内部を乾燥させてカビを抑制する「内部クリーン運転」機能
口コミ
サービス対応良いのでまたビーバーエアコンを欲しくなってしまうぅ
https://twitter.com/miom4500/status/1459675606098931712
サービスがいいようですね!
霧ヶ峰 FZシリーズ(三菱電機)
三菱電機の「霧ヶ峰」シリーズといえば、長い歴史を誇るルームエアコンの代表的ブランドですよね。皆さんも一度はCMで見たことがあるはず。そのフラッグシップモデルとなるのが「FZシリーズ」です。
特徴
- 全メーカーの中で一番すぐれているムーブアイというセンサー
- ムーブアイ極は人の体感温度の体の部位ごとの表面温度を0.1℃単位まで検知可能
- 部屋の明るさに関係なく、人のいる、いない、床・壁・状態・間取り・日射熱・距離をチェックして検知可能
- 人の場所だけでなく体感温度も詳しく検知してくれるので他メーカーよりも細かい吹き分けが可能
- 広いリビングや人の動きがある部屋なら利点が大きい
- 室内の状況や人の状態をつぶさに読み取る「ムーブアイ」センサーとAIによる自動運転に大きなアドバンテージがあるが、「FZシリーズ」の最新モデルでもこの自動制御がさらに磨かれ、「おまかせA.I.自動」機能として進化
- センサーが住宅性能を読み取り、外気温による室温の変化を先読みしたうえで、最適な冷暖房を行う
- 部屋の間取りや、それぞれの人の温冷感もセンサーがキャッチ
- 2つのプロペラファンが2つの温度帯を作り出して、気流の吹き分けを行う高度な制御
- エアコン停止時にも、部屋の温度を見守り、設定を超える高温や低温になった場合、自動で冷暖房運転を行ってくれる「みまもり機能」
- エアコン内部にホコリや油が付きにくい「よごれんボディ」
- オゾンの力でエアコン内部のカビ菌を除去する「カビクリーンシャワー」
- 電気を帯びたミストが菌などを抑制して脱臭する「ピュアミスト」機能
口コミ
霧ヶ峰のセンサーがこわい
https://twitter.com/aroundsuisan/status/1459904863068831745
AIのセンサーは働いてくれれば働いてくれるほど怖いところがありますよね。。。
うるさらX(ダイキン)
世界No.1の空調メーカーであるダイキンが手がけるルームエアコンのフラッグシップモデルとなるのがうるさらXです。もともとはうるさら7シリーズとして展開していましたが、2019年よりうるさらXとして新たに販売されることとなりました。
特徴
- その名前からもわかるとおり、湿度も管理してくれるエアコン
- 「無給水加湿」機能は、空気が乾燥する冬場などに、給水なしで空気を潤しながら温めてくれる便利な機能(加湿器を購入したことがある人はとても共感してもらえると思いますが、給水、めんどくさいですよね。。。)
- この機能が他のメーカーにないからこそ、ダイキンはほかのエアコンより高くても購入されており、技術力での売りとなっている
- 逆に多湿となる夏場には、強力な除湿機能で室内の湿度を下げることによって、冷やしすぎずに快適な空間を作る「プレミアム冷房」
- 人に直接風を当てない垂直気流やサーキュレーター気流によって、ワンランク上の上質な冷暖房を実現
- 最新モデルでは、さらには、外気を取り込んで、室内の空気を換気できる「給気換気」。部屋の空気を常に入れ換え、換気の手間なく、フレッシュな状態の室内空間を維持
- 結露水や加湿水などを使って熱交換器を水洗浄する「水内部クリーン」
- 独自の「ストリーマ」機能で室内機内部のカビを抑制する機能
口コミ
ダイキンのうるさらXの換気能力、除湿機能、加湿機能、能無しです
https://twitter.com/harrierd23/status/1459153786572709888
期待通りにいかないこともあるようです。
まとめ
各メーカーの特徴を一つだけあげるとすれば、ダイキンのうるさらXが湿度コントロール、三菱電機の霧ヶ峰がムーブアイ、三菱重工のビーバーエアコンが気流制御、東芝の大清快が空気清浄にあると筆者は思います。今後のエアコン選びの参考にしていただけると幸いです。
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